ピアノを始めたばかりのころ、メトロノームの音に合わせるのが本当に苦手でした。
「カチ、カチ…」に追われて指がバラバラ、気づけばリズムが崩壊…。
でも、ちょっとした工夫で練習が楽しくなり、少しずつリズム感が身についてきたんです。
この記事では、大人からピアノを始めたぼくが実際にやって効果を感じた練習法を紹介します。
※この記事では基本的なメトロノームのことを書いてます
アプリなどで使用できる特別な設定などの利用法は取り上げていません
メトロノーム練習法のメリット
- 拍感の甘さに気づくことができる
- 演奏のテンポのブレがなくなる
- 連弾など合わせたい相手がいるとき合わせやすくなる
- リズムが苦手なフレーズに気づくことができる
などがあると思います
ぼくがやっている練習法は?
本格的にメトロノームを使い始めて間もないので慣れていないところもあります
本当に簡単なところからですが取り上げてみます
まずは体でリズムを感じる
メトロノームといえば、一定間隔でなり続ける
「カチっ カチっ カチっ」という音ですね
- 最初はそのカチカチカチに合わせて手拍子を入れてみる(四分音符)
- 次はそのカチカチカチとその間に手拍子を入れる(八分音符)
- その次はカチカチに合わせて手拍子を4回入れる(16部音符)
※最初のカチと同時に1回、次のカチが鳴るまでに3回均等になるように注意する
ぼくは16部音符が苦手で、まだまだ修行中です
カチカチなっている間に何回手拍子入れたかわからなくなります😁
もし手拍子がまだまだ慣れない方は手拍子の前にカウントすると良いそうです
いち にぃ さん しぃ で4回 四分音符
いっと にっと さっと しっと で八分音符
16部音符は苦手なので上手く言えません😂
(この辺が今のぼくの課題ですね)
こんなときは速度を落としながらやっています
やはり無理なくできるテンポでチャレンジすることが大切だとおもいます
慣れてきたら簡単な楽譜でやってみるのがオススメです
小節の間に四分音符や八分音符が入っていると難易度が上がります
※休符は音符と同じ分だけお休み(音を出さない)と置き換えれば同じで感覚でできると思います
机などの上で台打ちしてみる
次は簡単な楽譜を用意して右手パートと左手パートをそれぞれ机の上でタンタンしてみます
先程やった手拍子が机の上でタンタンする感じですね
慣れてきたら次は両手でチャレンジです
両手になるとそれぞれが別の動作になるので難易度が上がります
この練習はピアノ教室よくやらされます
とくに音読みができるようになってから演奏しているときにテンポがバラバラだったとき
「はい フタ閉めて台打ちね」
そう言ってこの練習をやります
弾いていてテンポが取れていないときはほぼこの台打ちできてません
だから、この台打ち練習はメトロノームに慣れてない時期は大切だと思ってます
実際に弾きながらメトロノームを使用してみる
まずは無理のないテンポからはじめること
ぼくは今まで一通り弾けるようになってからメトロノームを時々使う程度でした
そんな状態だから楽譜通り弾けないのは当たり前ですね
だからオススメはやはり台打ちのときと同様
- 右手→慣れたらメトロノーム
- 左手→慣れたらメトロノーム
- 両手→慣れたらメトロノーム
まずはこれです
このあたりはまだまだ手探りでやっていますが、曲が弾けるようになった頃からだと
変なクセがついていて修正がむずかしいです
だから、初期の段階からメトロノームを採用したほうが良いのかなぁと感じてます
メトロノームの速さの設定ですがまずは弾いてみて苦手なフレーズやつまづきやすいところが
弾ける速さを基準にしています
※注意点として曲には表現するためにメトロノームでは合わせられないところもあるので
そこは注意が必要です
上手く弾けるようになり成功率がUPしたら少し上げる
つまづくときはテンポを下げる
これの繰り返しです
ぼくはまだまだメトロノームが苦手です
少しづつだけどメトロノームを使いながら良い演奏ができるようになりたいですね
メトロノーム練習の注意点
まずは「力まない」ことですね
これ簡単そうで結構むずかしいです
あのカチカチ音きくと身構えてしまいます
メトロノームの音に合わせようとしないことです

えっ どういうこと?
音に合わせないとダメでしょ!
メトロノームは自分の演奏のテンポの確認するためのものなんです
だからメトロノームの音に合わせて演奏するのではなく
まずは日頃の練習でメトロノームでテンポを体に覚えさせて、
感覚がズレてきたときに気づくためのアイテム
それがメトロノームなのです
もちろんはじめの頃はリズムがつかめていないので
メトロノームに頼らないと正しいリズムがつかめません
ぼくがメトロノームを使うと力んでしまうのは正しいリズムで弾けていないので
メトロノームの音に合わせようと思っていることが原因なんでしょうね
途中でテンポがおかしくなったらやめる
メトロノーム練習中にテンポがおかしくなったときに修正しょうと弾く速度を変えてしまう
この経験みなさんありませんか?
これ、2つの悪いこと同時にしてます
まずは最初にテンポがズレたこと
次にズレたテンポを戻そうとして更に違うテンポで弾いてしまうこと
ということで、途中でテンポがおかしくなったときは演奏をやめる
悪い練習を続けると悪いことが身についてしまい修正するのに時間がかかってしまうのでやめましょう
そんなときは少し前の小節から弾き始めてトライアゲインです
もし、同じところでつまづくなら、そこのフレーズだけ弾けるテンポで練習する
そんな感じですかね
まとめ
ピアノで演奏するときに上手に弾きたいなぁ
そう思ったときに表現も大切ですがとってもむずかしいです
音の強弱やペダル操作など
ここらは経験が必要だと思います
だけどテンポの基本はメトロノームを使用することでしっかりと身につけることができる
そう思っています
正しいテンポで演奏することはとてもむずかしいです
だけど、簡単なことからコツコツやれば必ず上達することだと思います
テンポが安定せず、演奏中にリズムが崩れてしまうことで悩んでいる人
ぼくだけではないと思います
このブログでは
ぼくと同じようなことで悩んでいる人に役に立ちたいと思い記事を書いています
まだまだ手探り状態で完璧な練習法ではないかもしれません
もし、この記事を見た方、同じ悩みを持っている方で
こんな練習もあるよ
という方、ぜひコメントで教えてください
この記事を見た方がメトロノーム先生と仲良くなれたらうれしいです
ぼくもまだまだ挑戦中ですが、一緒にリズム感を鍛えていきましょう
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