大人になってからピアノを始めたいと思っても、
「お金、けっこうかかるんじゃないかなぁ・・・」と不安になる方も多いと思います。
実際、ピアノ教室の月謝や発表会、楽譜代などを合わせると、
続けていくにはそれなりの費用が必要です
この記事では、僕が実際に
ピアノにどれくらいお金をかけているのか
節約したことで趣味のピアノに使えるお金が増えたこと
具体的な金額とともにまとめました
ピアノをお金の理由で諦めそうになっている大人の方の少しでも参考になれば嬉しいです
大人のピアノ、意外とかかる「リアルな費用」
まずは僕がピアノを趣味として続けていくのにかかっている費用の内訳を紹介します
初期費用:電子ピアノとヘッドホン

- 電子ピアノ 約16万円
- ヘッドホン 約2万円
電子ピアノはピアノ教室の先生に予算内で選んでもらいました。
購入以来故障もなくもちろん調律代もかからず購入後の維持費は今のところかかっていません。
ヘッドホンは付属品として付いてましたが、楽器屋で試した時に音の違いに驚き購入しました。
※ピアノを弾く環境によってはヘッドホンは不要ですし、
付属品のヘッドホンも十分に使えるので無理に購入する必要はないと思います。
”ピアノを習い始めても続くかどうかわからない”
電子ピアノも高価なので、購入までは数ヶ月様子を見るよう先生にアドバイスをもらいました。
購入は教室に通い出して数ヶ月後です。
ピアノを続けていく手応えを感じてからの購入でした。
ピアノを始めるには初期費用はどうしてもかかってしまいますが、
ピアノを始めて7年、長年楽しめる趣味だと思えば高額でしたが良い買い物だったと感じました。
毎月かかるレッスン代(2つの教室)
- 教室A 月3回の個人レッスンで月約 15,000円
- グランドピアノでのレッスン月1回 5,000円
毎月20,000円が僕のピアノにかかる費用のベースになります。
ピアノ教室に通わなければ、レッスン料がかからないので費用の心配はなくなります。
レッスン料についてです
教室に通ってい思いましたが、やはりプロの先生に習うのがお勧めです。
僕は全くの初心者で、音読みも、指使いも知らないところから始めているので
教室に通うことで安心してピアノを楽しむことができました。
僕は2つの教室に通っていますが、ひとつの教室でも十分だと思います。
僕の場合は個人レッスンを希望したのですが、グループレッスンも教室によってはあるので
レッスン料も少し安く抑えられると思います。
今はYouTubeなどでもオンラインレッスンもあるので
教室に通わなくても楽しんでいる方も大勢いるみたいです。
僕の感想としては、教室に通うもよし、はじめ教室に通い慣れてきたら独学にするもよし
YouTubeなどのオンラインレッスンを利用するのもよし
「大切なのはピアノを楽しめればどの選択でも良いのかなぁ」
そう思っています。
発表会・楽譜代・レンタルピアノなどの臨時費用
- 発表会:年5〜6回、1回あたり5,000円〜10,000円
- 楽譜代、グランドピアノレンタル料金など
- 平均すると「ひと月あたり約5,000円」くらいの臨時費用
この費用は、ピアノをどう楽しみたいかによってかなり変わると思います。
僕は発表会に参加するのが好きなので機会があれば、ほぼ参加しています。
楽譜代はどうしてもかかりますが、その他の費用は楽しみ方によって変わることなので、
僕の場合は一例だと思ってもらえるくらいで、ちょうどいいと思います。
合計すると、僕の場合ピアノに月いくらかけているの?
- 固定のレッスン料:20,000円
- 臨時費用を平均すると:約5,000円
- 合計:月25,000円
僕にとってピアノは「安いとは言えないけれど、それでも続けたい趣味」ですね
- 上達する楽しみ
- 発表会で味わえる緊張感と達成感
- ピアノで繋がる人たちとの楽しい時間
- 嫌なことがあってもピアノ弾いてる時は忘れられる(笑)
などなど
そんな理由でお金はかかるけど僕はピアノを弾くことを継続できてます
ピアノ代をひねり出した「固定費の見直し」4つ
携帯キャリアとネット回線を変えて約13,000円節約
- docomo→ahamo
- インターネット・ドコモ光→マネーフォワード光
- 合計約13,000円の節約
僕はよく動画を見るので、携帯はドコモのデータ通信を無制限で、通話はかけ放題プランでした
しかも自宅はWi-Fiではなく有線でのネット環境でした
当時の携帯とネットにかかる代金は当時20,000円を超えていました
そこで、携帯のキャリアをahamoに変え、ネットはマネーフォワード光に変えました
そうすることで、ひと月あたりの携帯・ネット回線料金が合計月約7,000円になりました
自宅をWi-Fi環境にすることで、携帯のデータ通信量の使用量がかなり抑えられたので
携帯料金は約3,000円
ネット回線のマネーフォワード光が約4,000円
月合計約7,000円程度になりました
(家計簿アプリ・マネフォワードのサブスク費としての500円が無料になったのでもう少し安くなった感があります)
「契約プランを変えただけで、何もしなくても毎月勝手に節約されるお金ができた」
これはとっても家計的には助かりました
はじめは長年利用してきたので変更に抵抗がありましたが
「自分が何を必要としているか、不要なもの・必要な分を知り、選択して、やめること」で、
携帯のキャリア変更やネット回線会社の変更ができたのです。
自炊を増やして食費を月1万円以上カット
僕は酒飲みでした(最近お酒の量を減らすことに成功)
コンビニで毎日のように酒とつまみを買っていました。
今ほど物価高の時代ではなかったけれど、それなりの出費でした。
その頃家計簿をつけ始め、支出を見ていて食費にかかる金額に驚きました。
初めはつまみをコンビニから手作りに変えるところから始めた程度で自炊ではなかったのですが、
節約としての効果は絶大でした。
そのうち少しずつ”酒のつまみ”から”おかず”を作るようになって、今ではほとんど毎日自炊生活になっています。
手間は増えますが「健康にも良くて一石二鳥」
そんな感じで自炊やってます(笑)
車を軽自動車にして維持費ダウン(約2,000円)
普通乗用車(ヴイッツ)から軽自動車(Nボックス)に乗り換え維持費が少し減った
ヴィッツの車検の費用が修理が必要な部分もあり買い替え時期と判断して軽自動車に乗り換えました。
実際、普通自動車より軽自動車の方が車の購入代金が高いので、ひと月あたりの維持費が安くなっても節約になったのかは疑問ですが、車が必要なのでどちらにしろ買い替えが必要なので思い切って軽自動車にしました。
新車ではなく中古車で買ったので、あとは長く乗れるなら
長い目で見ればトータル良い選択になればいいと思っています。
不要なサブスクを解約して約2,000円の節約
使っていない、なくても困らない、そんなサブスクを洗い出して整理
その結果、約2,000円の節約に成功
家計簿つけていると、何が引き落とされているか一目で確認、管理できるようになりました
そうなると、サブスクの金額が大きいことに気づいたので減らすことにしました
サブスクは一例ですが、毎月の出費を見直してみると無駄に支払っている物があるのに気づくことがあります
「小さな金額でも、積み重なるとバカにできない」そんな気持ちになりました。
合計:約27,000円の節約=ピアノ代をまかなえるレベルに
通信費・車・自炊・サブスクの見直し
トータルで月27,000円以上の節約ができました
この節約はピアノを続けるためだけに始めたわけではありません。
ピアノのためだけに無理な節約をしたのではなく、”お金の使い方を整えた”結果です
少しずつ節約していったらいつの間にか
「ピアノ代25,000円をまかなえる金額」になっていたという感じですね
すべて真似できなくてもOK。「自分のピアノ代の作り方」を探す
僕は節約したらピアノにかかる費用と同等の金額が節約できました。
この節約できる金額は人によって様々だと思います。
車を変えたり、回線を変えたりできない人もいる。
代わりに僕がチャレンジしたけど上手くいかなかった「家賃交渉」や、「保険料の見直し」が
上手くいって節約できる方もいるかもしれない
僕が思う節約はやっぱり
「人によってできることが違う」
「無理をしないこと」
これが大切だと実感してます
継続してこその節約、
特に固定費は一度見直せばその後ずっと聞き続けるのが強みです
食費などの変動費は無理をすると節約に抵抗ができてしまうので注意が必要です
そうやって継続して節約できたお金を「楽しい趣味」に使えたら嬉しいと思えませんか?
ちょっとした工夫で「楽しいピアノに使えるお金」が増える
そんな喜びを感じてもらえると僕も嬉しいです
まとめ:好きなことのために、お金の使い方を整えていく
大人になってからピアノを始めると、
「お金」と「時間」のハードルはどうしてもついてきます。
僕の場合、ピアノには月25,000円ほどかかっています。
金額だけ見ると安いとは言えませんが、
通信費や車、サブスクなどの固定費を見直すことで、
結果的に月27,000円の節約ができました。
ピアノのためだけに、何かをガマンしているという感覚はあまりありません。
むしろ「自分が本当に続けたいことのために、お金の使い方を整えた」という感覚に近いです。
もちろん、この記事と同じような節約が、すべての人に当てはまるわけではありません。
でも、
「ピアノはお金がかかるから…」とあきらめてしまう前に、
一度家計全体を見直してみるという選択肢もある、
ということだけでも届けばうれしいです。
ピアノは、ただの娯楽ではなく、
日々の疲れや気持ちを整えてくれる、心の居場所のような存在だと思っています。
好きなことのためにお金の使い方を見つめ直すことも、
大人のピアノの楽しみ方のひとつかもしれません。

コメント